伊良湖菜の花ツーリング

(2004年2月)

 

 

大アサリを前に、キリンイメージガールを後ろに(爆)管理人の図

 

0.はじめに

 

伊良湖といえばメロン、大アサリ、恋路が浜などで知られる愛知県では随一の観光地である。もっとも管理人にとっては、大アサリの方が由香里ならぬ縁がある食べ物であることは言うまでも無い。

ところで、オンロードに関しては、管理人は日頃から山のワインディングを結ぶツーリングを行うことが多い。ところが、冬になると路面凍結により、これは全く不可能になってしまう。そこで、冬場はその恐れが無い海岸沿いのツーリングとなるわけだ。つまり、管理人にとって、海といえば冬なのである。夏の海は嫌いではない。むしろあらゆる意味で好きだ。ところが、それ以上に混雑が嫌いなんだよなぁ。

また、余談であるが、この地は交通の要所であることをご存知だろうか。つまり、関東方面からやってきたライダーは名古屋の渋滞を迂回するため、またしばし休息するために、鳥羽行きのフェリーに乗る場所なのだ。利用する方も結構多いようで、知多半島へ行くフェリーは欠航したり、休止したりするが、鳥羽行きは安定して運行されている。また、管理人がしばしば購読する別冊モーサイの耐久試乗のコーナーでも頻繁に登場する。

 

1.いざ伊良湖へ

 

今回も旅の道連れにされたライダーはR1-Z氏である。まずは国道23号線知立バイパスをheading 120。ここ最近は工事が進んでおり、蒲郡付近まで延伸されているが、この当時は幸田町付近で終わっていたとキヲクしている。R1-Zにとって、こういうツーリングは苦痛を伴うものと思う。というのも、2ストロークエンジンはある程度回転数を上げていないと本来の性能を発揮しないからである。しかもあまりおいしくない定速運転は、回転がバラツイてしまう。時々、間合いを見ながらアクセルを開ける氏が痛々しい。一方TDMはご存知の通りである。

バイパスを降り、従来の国道23号に乗り換える。こちらは適度にうねっており、なかなか楽しいが、如何せん山の北側を走っているので凍結や路面温度の低さが気になる。よってペースは落とし気味である。

蒲郡市街と豊橋市街では渋滞に巻き込まれる。この辺りはルートの迂回路を構築していく必要がありそうだ。そして、豊川橋を迂回して、市民病院、陸事の豊橋陸運支局を通過。豊川橋の南側に合流。最近ではいつの間にかに無料になっおり、これは非常に有難い。距離にして4、5kmは短縮されたものと思う。しかし、交通集中による渋滞がひどくなってしまったようだ。

さて、23号を南に向かいつつ、豊橋港インターで降り右折。そのままheading 270で行くと、「大衆車」という商標の車の輸入基地を右手に見ながら、大きな橋を渡る。風が強い日はなかなか恐怖ですな。

この「大衆車」はドイツの車屋で、デスラーならぬヒトラー総統の遺産である。ちなみに宇宙戦艦の作者はデスラーはヒトラーをモデルにはしていないとの旨のコメントを発表をしているそうだ。

 

 家来:「総統!ナスが立派過ぎると騒いでいる娘がいます。」 総統:「何のことかね?」

写真?はデスラー総統ワインセットの広告(http://lalabitmarket.channel.or.jp/site/feature/deslar_wine.html)より引用、加筆。

 

この車屋のカブトムシは、1500万7033台というフォードT型が打ち立てた生産台数を軽々と越え、最終的にはノックダウン生産を含めると2152万9464台に達したそうだ。設計はかの有名なフェルディナント・ポルシェ博士であり、RRで4人乗りの形態は日本のスバル360などに影響を与えたと言われている。

そのまま走り続けると、道は田園地帯へと入ってくる。この辺りは年中温暖な気候に恵まれているので、農業が盛んだ。タマネギ、にんじん、キャベツ等の畑が広がっている。お、前方に山が見える。蔵王山である。ここは風車と展望台があることをご存知だろうか。管理人のお気に入りスポットでもある。見晴らしが良く、遠く富士山まで見える日もある。一度目撃したこともあるぞ。第一混んでないところが良い。北側は対岸の蒲郡、幡豆町、南は遠州灘、東は前述の富士山、西は伊良湖岬まで見渡せる。なるほど、こうしてみると渥美半島は平地に恵まれているので、畑がつくりやすんだろう。

最近は風力発電用の風車もその数を増してきており、展望台からは20基くらいは数えることができる。山頂にある風車に近寄ってみよう。勢い良く回っていると結構な音がしており、50r.p.m.位の速度で回っているようだ。塔の高さは30mあるらしい。風車の大きさは不明だが、おおよそ5mから7mはありそうだ。。詳しくはhttp://www.taharakankou.gr.jp/rekisi_kanko/sizenmankitu/zao/zao.htmlを参照。

さて、渥美半島も先の方に近くなると菜の花畑が目立つようになる。管理人もふざけて

 

 菜の花の中で恍惚の表情を浮かべる管理人

 

こんなことしてみました。まともまな写真もありますよ。

 

 翼端板を装着しておりますが、燃料は節約できません

 

2.大アサリ

 

ひとしきり菜の花を堪能したら、伊良湖岬へ向かう。もっとも岬は混んでいるので、国道42号に乗り換えて、南側の恋路が浜へ向かう。ここは言わずと知れた、恋人と来ると別れると言われる観光地だ。この手の場所はそこかしこにあるが、それは幸せになれるスポットである場合もある。要するに、そんなことは当人たちの問題で、場所の問題ではないと思う。そう、この私のように・・・。

ここ伊良湖は大アサリが有名だ。最初の写真のように、幅が8cmくらいある大きな二枚貝であり、中身もデカイ。食べ応え十分だ。ホノカなしょうゆ味がまた貝の旨さを引き立てている。この周辺には店が数軒あって、お薦めは喫茶店の定食。値段も良いし、貝も堪能できます。露天で焼いているとついそちらを買いたくなるが、腹が膨れないので断固として定食をお薦めする。

さあ、飯も食ったので海岸でしばしゆっくりしよう。だんだんと陽が傾いてきたよ。ゆっくりしている場合ではないが、焦るのも良くない。写真を撮ったりして過ごす。周りには恋人同士で過ごす者がたくさん居るが、気にしないよぉ〜。

 

どこを指している?

 

3.帰宅

 

こんな感じでウダウダしていたので、陽が落ちて急に寒くなってきた。もと来た道を戻るが、案の定豊川橋付近で渋滞につかまる。そして豊橋市内を通過時にまたもや渋滞。その際に管理人の元女友達の家の近所を通過。今やキャシー・中島状態か?などとくだらないことを考えてみる。それにしても渋滞はやだなぁ。TDMは水温の上がりが早いので、特に嫌だ。走っていれば絶対に水温が上がりすぎることはないのだけど。まだまだルートの開拓をしていかないとだめね。ひとつ市街地抜け道ルートのページを新規に起してみようか。夏場なら山道を通るところだが、帰りは国道1号線に乗る。信号が多いので、定期的につかまる。あまり飛ばしすぎるとガソリンの無駄になるので、こういった所ではあまり速度を出さない方がよかろう。そのためにはいつもよりも遠くを見据え、信号の具合と周りの流れを読む必要があることは言うまでもない。

それにしても真冬の夜はこたえますなぁ。どえれぇ寒い。指先と足は対策をしていても寒い。これは仕方ないのか。

 

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