初乗り2連チャン ~その2~

 

2012年1月9日

 

1.2日連続で

 

昨日も渥美半島の伊良湖へ出かけたのだが、今日はWRTメンバーのR1-Z氏と初乗りを行った。相変わらず寒い日であったが、天候は良くツーリング日和であった。ただ、今回はW技術部長兼査察操縦士が多忙の為欠席であった。大変残念であるが、無理強いはできないので次回を楽しみにしつつ、WRT連合会としての初乗りを行うことにした。W氏、次回は3台で走りましょう!

 

当日は当方宅に9時30分に集合、10時出発となった。県道59号線、国道153号線、東浦農道、県道46、261号線でで半田へ。煉瓦造りのカブトビールの建物を右に見て、国道247号線、県道467号線で富貴、そして再び国道247号線へと合流し、武豊メガソーラー発電所前を通過する。ここは以前、武豊火力発電所として稼働していたのだが、現在は休止中のようだ。

 

布土を過ぎると道は海沿いに通るようになり、向こう岸の碧南や知多半島の先にあるチッタナポリ、通称バブルの塔が見えてくる。景色が良いので手近なコンビニに入り、コーヒーブレイクとする。

今日は昨日に比べれば多少は暖かいし、知多半島を南下しているのこともあり、寒いながらも少々の暖かさを感じることができる。

 

前述の発電所を背に、今年の電力供給について見解を述べ合う。昨年は電力需要調整で木、金に休日が一時移行したのだが、あれは単なる業界のデモだったのではなかろうか。結局政府に恩を売って、業界に有利な政策をしてもらおうということだったのかもしれない。その成果だろうか、減税も延長が決定したし、当県では重量税廃止論も飛び出している。ただ、労働者はかなりの面倒を被ったはずだ。まったく、この業界は士気を下げることにかけては「天才的な才能」を持っている。

 

 

発電所をバックにR1-Z氏

 

2.飯を食わねば

 

海岸べりのコンビニでゆっくりしていたら時間が過ぎてしまった。腹も空いてきたのでそろそろ出発しよう。引き続き国道を南下していくが、時刻が12時30分を回っている。これでは先のバブルの塔の方まで周遊していたのでは帰りが遅くなってしまう。そこで航空無線施設のある河和から県道279号線を使ってショートカットし、半島の西側へ出ることにした。

 

今日は昨年も当方が訪れた「内海食堂」を目指すのだが、この店の位置をいま一つよく把握できていない。確かにその名の通り、内海に所在するのだが、いかんせん内海の市街地から北側なのか南側なのかはっきりと特定できないのだ。仕方ないので勘で南側と判断して国道247号線を左折したのだが、山海海岸まで来てしまった。これは明らかに逆方向だと気が付き、元来た道を戻ってから件の店へ到着した。

 

ところで、この店は今話題の「食べログ」において、コメントは賛否両論である。店が汚い、ちょっと高い、懐メロがうるさいなどいろいろな意見が見られるが、当方としては「生しらす」が食べられる貴重な店ではないかと思っている。

 

駐車場にバイクを駐車するが、昼時を過ぎた13時頃でもひっきりなしに車が入ってくるし、店内も混雑していて3組待ちの状態である。ひとまずリストに名前を書いて、店先に出ているCB750フォアを眺めて時間を潰す。どうもこの店のオーナーもライダーのようだ。

 

内海食堂にてR1-Z氏

 

混雑はしているが、客の回転は良いようだ。10分くらい待っていたら順番が回ってきて席に着くことができた。今日の目当てはやはり「生シラス」である。生シラス丼(1,800円)を注文する。確かにちょっと割高感はあるのだが、たくさんの小鉢が並んだ大きなお盆が運ばれてくるとそうでもないかと思えてくる。

 

生シラス丼

 

さて、料理名は生シラス「丼」であるが、実際にはメインの具である生シラスは別の容器に入っている。これは純粋なシラスだけを味わって食べることもできるし、丼にしていろいろな薬味と共に楽しむこともできるということだ。当方は半々にして食べてみたが、やはりシラスの刺身はとろけるような食感とイワシの味がたまらない。因みにシラスは足が速いので、余程新鮮でなければ生で食べても旨くないそうだ。

 

シラス本来の味を楽しみつつ、半分はご飯にのせて卵(卵子ではありません)、ネギ、生姜などの薬味を混ぜていただく。これもこれで色々な味が組み合わさって、シラスを別な角度から楽しむことができる。ベタな表現で申しわけないが、旨いとしか言いようがないですな。

 

主菜はもちろん、当方は味噌汁がとても気に入った。出汁がしっかりときいていていて、いかにも味噌汁というところがとてもよい。サラダになぜかのせてある甘海老がミスマッチかと思いきや、これがなかなか相性が良い。ただ、茶わん蒸しが全くダメだったので、これをやめて値段を下げた方が良いかと思われる。

 

3.知多広域農道

 

食堂を出た時刻は既に14時を過ぎている。まだ冬至を過ぎたばかりなので、17時には暗くなってしまう。さっさと知多半島を北上して帰路に就くことにするが、いつものように国道247号線で海沿いを走るのでは能がない。そこで今日は美浜まで県道52号、276号線を通って知多広域農道、通称知多満作農道を用いることにする。

 

ひとまず元来た道を戻って県道276号線に乗るまではよかったが、当方が色気を出してショートカットしようとしたことがいけなかった。なにやらみかん畑の中を、ついにはダートを走る羽目になってしまった。これは大失敗だ。しかし、考えようによっては冬場のオフロードツーリングで走る場所を発見したとも言えよう。OLD氏とまた来ることにして、国道247号線から知多農道へ入る。

 

ところで、この農道はあまり面白くない道ではあるが、景色としてはなかなかである。両側は畑が広がり、セントレアを離着陸する航空機が飛び交っている。また、アップダウンがけっこうあるので、なんとなくダイナミックな感覚を味わうことができる。そしてあまり関係無いが、縁結びの神様として知られる「恋の水神社」の際も通っている。この神社は若い頃に数年2年詣に行っていたことがあり、一応結婚できたのでそれなりの御利益があったと言えるのではなかろうか。

 

知多市に入り、農道も終点に近くなってきた所で菜の花畑を発見したので、休息がてら立ち寄ってみる。ずいぶんと陽が傾いて気温も急激に下がってきているが、こういう場所はなんだか春が近づいているような錯覚がする。

 

畑で喜ぶ管理人

 

さて、あまりのんびりしていると寒さが増すばかりなので、さっさと走行を再開する。あとは佐布里池を通って県道55号、国道153号で実家の近所を通り帰還した。それにしても最後は寒かった。

 

本日の走行 170㎞

 

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