天狗のお面を見ようのツーリング

 

2015年 4月26日

 

国道362号線 茶畑に囲まれた川根地区にて

カタナ先輩(左)とニンジャ氏(右)

 

0.集合

 

今日は1月に集ったメンバーでツーリングだ。これに備えていたわけではないが、TDMは冷却水漏れを修理し、フロントブレーキキャリパーをOH、前後ブレーキパッド交換、さらにオイル交換も済ませており、万全の態勢である。これで、機械的には累積走行距離10万kmを迎えることができそうだ。

 

まずは燃料搭載のために、最近新装開店したシェルのセルフスタンドへ向かう。バイトの人がメール会員加入を勧めているところへ入店し、給油をしていると「春香」ちゃんと言うバイトの娘がこちらへやってきた。メール会員の件は早速登録することにしたので、「クリスティーンとか言われないか」とおじさんな質問をすると、「今のところはそういうことはない」ということだった。それならば、今後もないと思う。因みにこの娘は、石野真子のような丸顔で八重歯の可愛らしい娘だったと付け加えておこう。

 

この後、国道153号線沿いの153広場に行き、ZX14氏とニンジャ氏に合流する。コーヒーを飲みながら話していると、もう一人のメンバーであるカタナ氏が遠くに見えた。これで全員集合かと思っていたら、こちらにやって来ないので電話してみると、同じ駐車場内の別の場所で我々を待っていたようだ。連絡が悪くて申し訳ありません。

 

1.出発

 

これで全員が揃ったので出発であるが、今日は5,000時間、うちカタナ1100が1,000時間超の経歴を持つカタナ機長の先導で編隊を組む。氏は今日に備えて入念なルート検索をし、股引とメガネも新調するという気合の入れようだ。尚、当方は副操縦士で機長を補佐する。

 

まずは153号線で豊田方面へ進んでいくが、少々ひんやりする気温だ。股引を履いてくればよかったが、昼は暑くなりそうなので大丈夫だろう。また、ジャケットは新調したラフアンドロードのオールシーズンタイプに付属のベストを装着、靴は普段使用している足首の短いエルフを選択した。

 

順調に進み、豊田から国道301号線に乗り、ナガノトモヒサ率いる、アーモン軍団一味のカトショウ宅周辺を通過する。また、カタナ機長は、当ページに度々登場する「オオクワ301」の看板を発見できたようだ。だんだんこのページに汚染?されていく方が増えているような気がするのは、管理人だけであろうか。

 

そんなことを思いながら301号線を追いかけて、道の駅つくで手作り村に到着。ここは標高が400m程度なので市街地とは5℃程度の気温差があるが、感覚的にはあまり変化が無いようなので、服装についてはこれでいけそうだ。

 

「以前3回程度服装の選択に失敗し、股引を現地で購入したことがある」と当方が告白すると、一同苦笑していたが、「この時期は難しい」という同意も得られたので、皆同様の考えを持っていると知り、安心できた。

 

さて、ここの道の駅は、肉類の串焼きで有名だ。敷地の中央にある屋台では、モウモウと煙を出して客を寄せているのだが、その作戦が見事に効を奏している。ここでニンジャ氏が牛串を、ZX14氏はソーセージを購入して楽しんでいた。因みに当方は胃もたれがひどく疲労感があるので、ダイドーの「梅よろし」を購入した。

 

道の駅 つくで手作り村にて

ソーセージをほおばるZX氏、その後方にニンジャ氏

 

 

そのニンジャ氏であるが、仕事が変則勤務ということで平日休みが多いそうだ。それ故に「たくさんのバイクが、集まっているところを見ることができて楽しい」ということだった。全くその通りで、休日の道の駅は多くのライダーが集まる。ところで、この様な場所で当方は、変な(ちぐはぐな)バイクを探して批評することを好むという、何ともイヤラシイ趣味がある。別に俺の金を使うわけでもないのに、人のバイクをとやかく言う資格はないことはわかっているつもりだが、金を使ってわざわざ乗りにくく、カッコ悪くしているのは、どうにももどかしい気持ちになるのだ。早速、腕を上方に伸ばして、やっと手が届くようなハンドルを取り付けたXJRを見つけてしまったのだが、あんなもんでまともに運転できるのだろうか。

 

2.目的地へ向けて

 

引き続き国道301号線を走行し、新城方面へ下っていく。この区間は本来は快走できるのだが、交通量が増えており詰まり気味だ。やや不満の残る301号線を抜けて、国道151号線に乗り換えて磁方位070°で進んでいく。すると、新城の市街地でまたもや渋滞につかまってしまった。まあ、ここはいつもこんなもんなので、仕方のないことだ。

 

渋滞の市街地から脱出して、長篠から国道257号線へルートを換えて磁方位は180°になり、山道を良いペースで走っていく。そして、新東名の「浜松いなさJ.C.T.」をくぐり、カタナ氏の肝いりのルートである、県道68号線に入る。ここは国道から左折して道を乗り換えるのだが、カタナ機長はミスコースしないように、GOOGLEのストリートビューで何度も確認していたと補記しておこう。

 

すんなりとコースに乗ることができたので、マップルの記載通り「山間を縫う快走路」をそれぞれのマシンがそれぞれの音を響かせて駆け抜けていく。カタナとニンジャは排気量が同じぐらいで4気筒なので、ゴロゴロという感じ、ZX氏のW3はクランクやヘッドからガシャガシャ、TDMはそれを1/4程度に薄めたぐらいか、機械らしさは少ない。

 

こうして、走りやすい中速ワインディング路である県道46号線が終わり、いつの間にか国道362号線を走っている。周りは田園風景に変わり、遠くまで続く真新しい新東名の高架橋を見ながらゆっくりと進んでいく。気温も上がってきて気分も上々だ。

 

そして、根樫交差点で国道152号線へつないで、二股の市街地を通り、同国道を追いかけて磁方位を020へ変針する。さて、時刻的には12時なのでそろそろ昼飯にしたいが、良い店が見当たらない。仕方ないので注意しつつ行くが、結局市街地を抜けてしまった。また、カタナ機長も時々腰を伸ばす動きをしているので、疲れも出てきたのだろう。早いとこ休息したいところだが、適した場所が見つからない。ところで、ハスラーのシートは「ない」のは単友のオヤジだ。あの人は商売をする気があるのかと疑わしいが、仕方なく中古部品を購入に来るライダーが後を絶たないので、やはり問題「ない」のだろう。

 

なかなか休息地点が見つからないなぁと思っていたら、途中「そば処」の看板を発見。カタナ機長も右折のウインカーを出して小さな橋を渡るが、・・・。トライアルの練習場しかなく、それらしい建物は見当たらない。商売を辞めちゃったのだろうか。気になったのでGOOGLEストリートビューで確認してみたら、何のことはない、「青空市 そば処 秋葉峠 あと3km」と記載されている。紛らわしいですなぁ。

 

3.昼飯

 

結局、道の駅いっぷく処横川まで来てしまった。こういう空白地帯があるから旅は楽しいし、苦しい。ともかく、腹が減ったし疲れたので昼食にしよう。小さな建物に入ると人で一杯だが、表のテーブルには若干の余裕があるので、そこで食べることにする。メーニューを確認すると、山奥なのに「しらす」や「まぐろ」がおすすめになっている。それも悪くはないが、カタナ機長と当方は「肉厚しいたけ丼」1,430円を選択した。ZX氏とニンジャ氏は先ほどの肉が効いているのだろうか、麺類と軽めのものにしていた。

 

昼食中のメンバー

(ややお疲れのカタナ機長)

 

さて、この道の駅は面積が狭く施設も何となく古びているものの、食堂はもちろん、土産物、ソフトクリームと商品群は充実している。立派な建物があってもまるで役に立たない、きりら坂下や五木(ゴボク)のやかた坂上とは違う。

 

先ほどの県道68号線は良い道だったと皆で話していると、我々のしいたけ丼ができたようだ。こ、これはでかい。直径12、3cm、厚さ1cm程度のしいたけの天ぷらが4枚、その他かぼちゃの天ぷらなども乗せてあり、食べ応えは十分だ。吉田戦車の漫画「伝染るんです」ではないが、しいたけは嫌われることが多い。しかし、この天ぷらは美味しい。ただ、味が濃過ぎで、だんだんくどくなってきたことが残念だった。

 

肉厚しいたけ丼 

山菜の吸い物付き

 

 

丼を完食したら、カタナ氏から「アイスナメナメはしないのか」と聞かれたが、もちろんそのつもりである。因みに、ここは通常の大きさの他に100円引きのミニ版もある。今回はしいたけ丼のボリュームに負けて、ミニを選択した。また、しいたけバニラ味もあるようだが、ここは迷わずに純粋バニラにした。尚、味はキャラメルバニラだったと追記しておこう。

 

管理人、アイスナメナメの図

(おっさん顔になったなぁ~)

 

4.本日のメインエベント

 

今日の目的地まではここから10kmのばしょにある。それは

 

 

巨大天狗のお面

 

だ。

 

ここはW査察操縦士兼航法士から教わった場所で、当方のレポートを読んでいたカタナ機長がとても気になったようで、今回の訪問となったわけだ。それ故に、気持ちが盛り上がっていたのだろう。カタナ機長は危うくお面のある、春野文化センターへの入口を通り過ぎてしまうところだった。

 

さて、ここではちょっとした問題が発生した。実はこの写真を撮影する前には。ちょうど族がたむろしており、お面の前でバイクを並べたままにしてしゃべくっていたのだ。散々申し上げているが、どうも最近オヤジ化が進行したせいだろうか、以前にもましてセッカチになってしまった。

 

また、我々よりも前に到着していたライダーは、この状況から、自分のマシンとお面の写真を撮ることを諦めてしまったのだろう。いつの間にかいなくなってしまった。却って我々はどうするか、このまま引き下がるのもシャクなので、まずは当方がお面の前に立ってしげしげと観察をして、さりげなくどいてくれないかというオーラーを出してみた。しかし、そんなことに気がつくほど頭が良いわけでもないようなので、ZX氏に「何かあっても逃げないでよ」とお願いして、TDMを押していって、「すまないけど、写真を撮りたいのでここにマシンを止めてよいでしょうか」とたずねてみた。すると、ようやく事態に気づいたらしく「次の人達が待っているのでバイクを移動しろ」とリーダーと思われる人が指示をしていた。やれやれ。俺も大概だけど、そんな俺にヴァカと呼ばれるこの人達っていったい。まあ、わかってくれただけでもヨシとしましょう。

 

何とかマシンをお面の前に並べて、メンバー各位は思い思いに写真撮影する。当方はお面をよくよく観察してみると、目の部分は電球が入っている。そう言えば、光っている写真をみたことがある。また、所々塗装がハゲているではないか。まあ、雨ざらしであるから、そんなものであろう。補修はどうするのだろうかと考えてみるが、破損箇所から判断すると、お面はFRPのような樹脂で製作されているようなので、意外に簡単なのかもしれない。

 

5.この後の飛行計画は

 

さて、ここからどうしようか。予定では天竜スーパー林道経由で佐久間ダムへ行こうと思っていたが、当方以外のメンバーは、途中で燃料搭載が必要だ。そうなると、佐久間の市街地までは80km近く走行することになるので、途中で何かあってはまずい。この先すぐの春野の市街地にスタンドがあれば問題ないが、その保証はない。そこで、直近の市街地で燃料を再搭載できない場合は、このまま国道473号線を走り抜いて、川根本町辺りの市街地へダイバートすることに決定した。これならば40km程度の走行で隅田咲先生だ。それは誰だ、バレエの名手であり、かなりの美人であると告白しておこう。

 

ここから先はカタナ機長に代わり、不肖管理人がコントロールを受け継ぐ。2、3km以内にはスタンドを発見できず、川根本町にダイバーとすることが決定した。今思えば、この先スタンドが無いことを想定して、もっと前に燃料を搭載すればよかったのだろうが、まあだいたいこんなものである。これもツーリングの醍醐味ということでよいのではなかろうか。

 

それにしてもこの国道473号線であるが、次から次へとコーナーが現れる。アクセルを開けては閉めては、マシンをヒラヒラとバンクさせては、低速コーナーを幾つも幾つも蹴飛ばし、森の中を走行していく。以前、元ヤマハワークスライダーの川崎裕之氏が「バイクは加減速を楽しむ乗り物」ことを述べていたが、まったくその通りだ。これだからバイクは辞められない。うひょー、楽しい。

 

この道沿いには小さな集落が点在していて、山の斜面に茶畑が広がっている。ちょうど新茶の摘み取りの季節なので、畑には人が出ており、手で新芽を摘み取っていた。この広い茶畑の新茶を摘み取るには、いったい何日かかるのであろうか。

 

そんなことも考えつつコーナーを抜けることに集中していくが、いい加減コーナーは腹いっぱいになってきた。そろそろ疲れてきたなぁと思いつつ走行を続けていくと、川根地区の国道362号線と473号線の分岐点に到着した。やれやれである。

 

マシンを観察するニンジャ氏

 

休息しながら、今走行してきた区間について話し合う。当方は時々ミラーで後続のメンバーの様子を確認していたが、皆さんイキイキとしておられるではありませんか。ただ、ZX氏はバリバリの旧車であるW3を駆っているので、「なんか老体に鞭打っているようで、エンジンが苦しそうにしている。ブレーキも甘いので、神経を遣う」と話していた。「古くてもカワサキなんだから、大丈夫でしょう」と当方は思うが、カタナ氏は「組立クランクは振動が出るからそう感じるかもしれない」と分析していた。なるほど、さすがは造詣の深い氏である。

 

休息後は、国道473号線を大井川沿いに南下していく。時々見える線路をSLが通らないかと期待するが、普通のディーゼル車も通らなかった。それはそうだが、ちょっと視界の開ける所では、大井川の雄大な姿を見ることができ、ちょっと感激したよ。

 

それはそうと、スタンドが全然無いし、あっても休みじゃん。こいつは困ったなぁと思っていたら、ようやく、新東名島田金谷I.C.付近で、営業中のエッソのスタンドを発見した。ここまで、道の駅いっぷく処横川から、実に80km。結局、天竜スーパー林道経由、佐久間ダムに行っても同じだったというわけか。

 

当方を含めて、メンバー各位は結構お疲れのようなので、ここで休息しつつ今後のルートを検討する。時刻は16時を回っているし、カタナ氏は我々よりも40km程度先に自宅があるので、新東名を利用し、各々都合の良いI.C.まで利用することになった。

 

6.解散

 

前述のI.C.から新東名に乗り、50ノットで走行していく。おお、道幅が広く、常に3車線なので快適に走行できるではないか。ただ、タンチョウ鶴で退屈なのは仕方のないことだ。制限速度は100km/hであるが、これならば120km/hでも問題ないんじゃあないか。若干疑問を持ちつつ50ノットを維持して、取締りに気をつけつつ、浜松いなさJ.C.T.、三ヶ日J.C.Tを通過し、旧の東名を西へ進んでいく。旧東名に入って気がついたが、結構この差は大きい。道幅そのものが違うし、路肩も随分狭く感じるからだ。

 

そして、最後の休息地点である、新城P.A.に入る。そこでZX氏が「(W3は)高速が苦手だ」と話している。なんでも、100km/hを過ぎると振動が大きくなり、人間の負担が増してきて、気合が必要になるらしい。確かに、以前一度試乗したことがあるが、60km/h程度では心地よい振動が、80km/hではだんだんと苦痛になってきたと記憶している。飛ばさなければかなり味のあるバイクだが、速度が乗ると旧車らしい一面を見せるようだ。

 

夕暮れの新城P.A.にて

ZX氏とニンジャ氏

 

さて、ニンジャ氏小腹がすいたということで、P.A.内のコンビニでいろいろと物色している。当方も何にしようかと考えていると、カタナ氏が「管理人はまんじゅうでしょう」と話してきた。確かに、まんじゅうが補給に適していることはその通りだが、昼のしいたけ丼が腹にたまっているので、シュークリームにしたよ。

 

夕暮れが迫ってきているので、再び本線に戻る。すると、赤塚P.A.辺りから渋滞が始まっていた。これは参ったなと思ったが、すり抜けて先へ進んでいく。この時点でカタナ機長は先へ進んでおり、我々3台がランデブー走行になっていた。そこで、後方をミラーで確認してみると、ニンジャ氏はZX氏の後ろから支援に回っているのが確認できた。

 

まあ、これで皆さん大丈夫でしょうということで、当方も自分のペースで進んでいき、岡崎I.C.で高速を降りる。おや、料金を払おうと思ったら、高速券が無いじゃん。タンクバックの地図の所に入れておいたのに、どうしたのだろう。係員の指示に従いひとまずゲートを出て、空きスペースで探すがやはりない。すると別の係員がやってきて、名前とバイクのナンバーを控えた後、高速に乗ったI.C.を聞かれたので申告した。そして該当の料金を支払って解放となった。今までバイクに20年以上乗ってきたが、こんなことは初めてだ。

 

帰宅後、帰着メールをZX氏に送り事態を報告したところ、「新城を出るときに、高速券らしきものが舞うのを見た」という報告を受けた。いやはや、そういうことだったのか。

 

こうして、今回もメンバー全員が無事に帰宅でき、本当に良かったと思う。また次回もよろしくお願いします。

 

本日の走行 340km

 

戻る