2016年 北海道ツーリング

~10回目記念~

 

2016年 7月20日~7月28日

 

フェリーすずらんにて

7月21日(1日目)

1.起床

 

8時ごろに起床した。暇なので上陸後の飛行計画について考えるが、荷物を固定している網がヨレヨレなことが少々心配だ。後で泰寺コントロールに支援を求めて、適当な店に寄ることにしよう。ついでに、札幌を少し見ていくことも良いかな、と思う。

 

腹が減ったので、朝飯にしよう。コンビニで何か買っておいてもよかったが、暑さで傷むと嫌だし、できればおいしいものを食べたい。そこで、フェリーの食堂へ行き、850円のセットメニューを選択した。因みに、2006年、2008年はバイキング形式で朝から死ぬほど食べたものだが、あの日が懐かしい。これが廃止になったのは、フェリー会社も燃料費、人件費、船の新造費用など、経費がかさんでいるからだろう。

 

朝飯

 

食事の後は寝台に戻り、ゴロゴロして泰寺コントロールにバイクの用品店が無いかをたずねてみた。また、こちらも北海道のバイク屋ならば置いてあるかもしれないと思い、ドリームの札幌店をチェックしておく。

 

少し疲れたので、ウトウトする。そして、喉が渇いて目が覚めたので、お茶を購入しがてら階上に行くと、ビンゴ大会の最中だった。しまった、10時30分からだった。ただ、いつも何も当たらないのでそれ程悔しいというわけでもない。しかし、参加しないことには当たらない。また、就職も同じで、ダメなことは応募してみなければわからない。そんな宝くじ的な理論でしか動くことができない自分の能力も含めて、今回は嫌と言う程思い知らされた。いや、そもそも、若い時にちゃんと仕事を選ばなかった自分の責任だろう。

 

プロムナードで地図を広げて、飛行計画について検討する。今年は道北か道東か、どちらかにして、距離を少し抑え気味にしてみよう。だんだんと体力が落ちてきているのか、疲れやすくなってきた。正直1日中走行して披露して、その上にキャンプをするということは、結構面倒に感じてしまいがちだ。

 

まあ、今日は今晩の宿泊場所を選定しよう。いつものように西陣でも良いのだけど、たまには違う所がよいなぁ。2008年に利用したライダーハウスちとせも良いが、今回は樽前荘がよいかな。また、ついでに前述のドリーム札幌もマップル上で正確な位置を求めておく。

 

2.起床 その2

 

昼飯にカップ焼きそばを食べて、またゴロゴロする。北海道は広いので、体力を温存しておかなければならない。ウトウトして起きると、既に14時になっていた。昼寝の後は風呂に行き、目を覚ます。ちょうど誰もいない貸切状態だったので、由美かおるに負けないような入浴シーンを撮ってみた。この敦賀‐苫小牧東航路のすずらん、すいせんには露天風呂があり、時速60㎞近い速度で走る風に当たりながら湯船に浸かるという、なかなかできない経験ができる。

 

27ノットの風に当たって

 

再び階上のプロムナードへ行き、地図を確認する。今回は10回目の渡道であることは前述の通りだが、この間にマップルを3冊購入している。今回のものは2013年版だが、既にマーカーで塗られた道がけっこうある。そう、管理人は走行した道を地図上で辿りレポートを書いているので、マーカーで塗っているのだよ、ヤマトの諸君。つまり、この地図には4回分の記録が入っているというわけだ。

 

ずっと下を向いていたので首がつかれたので、周りを見る。すると、タブレット端末とマップルを交互に見て、ナビに一生懸命ルートを入力している人を発見した。毎回こういう人を見かけるが、おそらくそれは初日に崩れることだろう。あまり気負わない方が良いと思うが、それこそ余計なお世話だろう。

 

そうこうしていると15時30分になり、ピアノとバイオリンのデュオの船上コンサートが始まった。一応プロのミュージシャンらしく、自費出版のCDも出しているようだ。船の上でバイオリンの音を聞くことができるとは、何とも風流ではないか。

 

コンサートの様子

 

窓から外を見ると右には竜飛崎や大間岬、左には渡島半島と陸地がくっきりと見えてくる。今、まさに津軽海峡を渡っているのだが、空気も涼しくなってきて北海道が近いことを感じる。また、電話も開通したので、今日の宿泊場所を樽前荘に決めて連絡を入れておく。ついでにドリーム札幌にも連絡し、ちょうど手ごろな大きさのネットがあることがわかり、明日寄ることにして電話を切った。

 

今日の課題か解決したので、気持ちは楽になった。当たり前のことだが、宿など予約しなし、それはその日の昼過ぎに決めるというスタイルにしているので、毎日こういう不安を感じることになる。もちろん、これでルートは自由に選べるし、残り距離や自分の体力などを勘案して頭をひねることは楽しい。しかし、歳を取ったせいか、ちょっと心理的な負担になりつつあることも事実だ。

 

携帯は既に開通しているので、明日以降の天気を調べてルートの策定にかかる。道東は曇り、道北と道央は晴れなので道北へ向かうこともよいだろうか。もっとも、道東が曇りと言っても、降水確率40%となっているので、あまり心配はいらない。こういう場合、だいたいは良い方に外れる可能性が高いからだ。2014年などがその良い例であり、現に今年も天気図から判断すると、オホーツク海高気圧が明瞭に表れており、晴れそうな気配である。

 

3.上陸

 

夕陽を見ながら夕食を摂り、1日の終わりをゆっくりと過ごす。その後寝台に戻って、下船に備えてもう一眠りする。さて、今年はどんな旅になるのだろうか、次の仕事の不安がふとよぎるが、それは帰ってから心配しよう。今は行きたいところへ行く、それでよいではないか。

 

20時20分に車両甲板が解放されて、下船に向けて荷物を搭載して準備を整える。周りの人は既に準備万端であり、下船を今か今かと首を長くして待っている。しかし、実際は4輪が降りてから我々2輪の番なので、そんなに焦らなくともよい。だいたい北海道は逃げはしないよ、そう思っているのは10回目の余裕なのかもしれない。

 

結局30分程経過した20時50分頃に下船となり、タラップを降りていく。ああ、この空気感が北海道というものなのだろう。そう思いながら、いつものように港からチョコマカと走って国道235号線を目指す。しかし、一本手前を曲がってしまい、道道781号線に乗ることとなった。まあ、別に問題ないでしょうと思っていたのだが、暗くて地図が見えなかったせいか、勇払を行き過ぎてしまい、苫小牧西港の対岸まで来てしまった。ああ、最初から道を間違えてしまったよ。

 

そう思って明るい所で地図をよく見て、沼ノ端付近から道道259号線に乗ることができ、そのまま国道36号線へと繋げることができた。やれやれ、いきなり間違えるとは、ちょっと情けない。そうだ、今晩の夜食と明日の朝飯を購入しておかないと。ちょうど国道276号線へ右折してで支笏湖方面へ向かう手前で、セイコマを発見した。もちろん、今回初セイコマだ。

 

国道276号線に乗り、針路は300°として樽前荘のある支笏湖をめざす。さて、苫小牧は大きな街で灯りがあって夜間でもはしりやすいが、市民病院を過ぎた辺りからは急に静かな森になって心細くなる。そして、時折キツネやシカが道路脇に現れて、ここが北海道であることを実感するのだが、クマは出て欲しくない。そう思っていると、霧も出始めて、いよいよ不安になってきた。もちろん、この時間には対向車はほとんどいなくて、この道を走っているのはほぼ自分のみだ。

 

十分に用心して、22時頃には樽前荘に到着した。ここは国道から一本、支笏湖側に入った所にあるのだが、看板が整備されており迷うことはなかった。オーナーに迎えられて、偶然にも当方一人だけの部屋を用意してもらった。ここは女性部屋なのだが、男性部屋が既に一杯だったので、運が良かった。

 

荷物を降ろしつつ、オーナーと話をしていたら「クマが出たと連絡があった」ということだった。えー、ひょっとしたら、さっき見られていたかもしれないじゃん。それを知って、急に怖くなってしまった。

 

軽く夜食を食べてお茶を飲みつつ、今日のメモをつける。ちょっと走っただけだったけど、やけに疲れた。そして、23時に就寝した。

 

本日の走行 45km

 

2日目(7月22日)へ続く