K&Nフィルターの清掃

(2007/12/9)

 

 

K&Nエアフィルター専用メンテナンスキット(左は洗剤、右はフィルターオイル)

 

今回走行距離が37900kmになったので、春に交換したエアクリーナーを清掃してみた。一見すると多少黒くなっただろうかという程度で、それほど汚れているとは思えない。これに先立って、専用のクリーナーを購入しておいた。近所のバイク用品店にて、2290円也。ボーナスセールとやらで、少し安くなっていたようだ。

ご存知K&Nフィルターはアメリカ製である。航空機はアメリカ製とヨーロッパ製が概ね50:50の市場占有率を誇っているが、2輪は半分くらいを日本製(日本メーカー製)が占めている。アメリカ製だからというわけではないが、管理人はこのフィルターは目が粗いので、ろ過性能に疑念を抱いている。しょっちゅうオイルの汚れ具合をチェックしているが、今のところ汚れが早いということは無い。

話が逸れたが、早速清掃に入る。まずはフィルターをバイクから外す。TDMの場合は前の左右カウルを取り外した後、燃料タンクを持ち上げてエアクリーナーボックスから取り外す。よく見てみると少し黒くなっている程度か。

 

 フィルタを太陽に透かしてみる。ゴミが通過しまいそうだ。

 

説明によると、クリーナを吹きかけてから、10分程待った後に流水で裏面から汚れ共々フィルターオイルを洗い流す。その後水分を乾燥させて、新しいオイルを染み込ませる。至って簡単な作業だが、所々に技が必要だ。まず基本だが、エアクリーナーエレメントは波型をしている。よって、クリーナーもオイルも谷間を意識して吹きかけないといけない。水分の乾燥にはファンヒーターを用いた。本来自然乾燥と説明書には書いてあるが、特に問題なさそうだ。自然乾燥だと何時乾くかわからない。また、パソコン用のエアダスターも水分を飛ばすのには有効だと付け加えておくこととする。

 

             

                    ダスターで軽く吹いて、クリーナーを吹き付ける                           流水で古いオイルを洗い流す

 

偉そうに書いているが、実は作業をいい加減に行った後、よく説明書を読んだら気がついたのだ。皆様はしっかり作業をしていただきたい。 

K&Nフィルターはフィルター本体とオイルの粘性を組み合わせて、丁度良いろ過性能を維持しているものと思われる。それは、説明書に「オイルを付けない状態では、絶対に使用しないこと」と但し書きがあったので気がついた事柄だ。つまり、フィルターオイルをまめにきれいにすることが性能維持の秘訣と言えるのではないだろうか。

 

 専用のフィルターオイルを染み込ませる

 

うーん、そうすると純正品の方が安心きるなぁ。純正品は2万km交換であるから、その間はメンテナンス不要だ。管理人の場合は、5000kmでパーツクリーナーベトベト作戦で清掃している。結構これが効果がある。K&Nよりもこっちの方が賢明か?もう少し、K&Nを使用して、また詳細を報告することとする。因みに、清掃後はやや吸気音が大きくなり、低速トルクが向上したことを報告しておく。

 

12月21日追加

 

後日、ブリーザーホースから、余計なフィルターオイルが滴り落ちていることを確認。塗り過ぎ?これでO.K.?暇をみてエアクリーナボックスを清掃する必要がありそうだ。

 

2008年3月8日追加

 

たしかに空気の吸入量は増えて、レスポンスもよくなったが、なにかゴミまで吸っている感があり、さらに燃費もイマイチ。水温の上がりも早すぎ。結局10万km走ることを考えて、純正に戻しましたとさ。

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