DX協会 春の定例ツーリング

 

2010年4月10日

 

いつもの広場にて OLD氏

 

0.初の定例ツーリング

 

DX協会を設立して初のツーリングを開催した。と言っても、メンバーはOLD氏と当方のみである。気楽に行きましょう。ところで、OLD氏は毎度のことながら、多忙を極めているようだ。また、4輪の故障も相まって、機材の選定なと忙しい合間を縫って参加いただいた。

 

尚、今回のリポートもあまり詳細なコースを紹介できないので、写真や出来事を中心に進めていくこととする。

 

1.集合〜出発〜1本目

 

いつものように当方宅へ11時に集合としていたが、お互いに燃料を未搭載であった。そこで、各々行きつけのスタンドにてガソリンを補給後、あるコンビニに集合として一旦別れた。

 

さて、当方はいつものシェルへ向かい、燃料を持久時間に換算して6時間分を搭載する。しかし、ちょっと寒かったので一度自宅に戻り防寒着を追加、コンビニへ向かった。しかし、ちょっと遅くなったこともあり、OLD氏が気を利かせて同銘柄のもう一軒ある店舗へ向かっていてくれた。一方当方は、もともと決めておいた店舗へ向かう。「あれ?いないじゃん。ひょっとしてもう一つの店舗と間違えたかな?」と思い、そちらへ向かう。その途中に胸ポケットの携帯電話が震えていることに気が付いた。

 

こうして、もう一つの店舗にて再合流した訳だ。OLD氏、ご迷惑をおかけして申し訳なかったっす。また、せっかくコンビニにいるので、ここで物資の補給も済ませておく。今日は香嵐渓の補給地点は通過ということで、当方の先導で出発する。

 

今日は県道33号線へ乗り換えずに、そのまま国道153号線を走行して伊勢神トンネル付近の林道(作業道)の東側入り口に向かう。ここでブリーフィングを行い、路面状況の予想やら、今日のコースの特徴などを話し合う。

 

さて、今日の一本目はOLD氏にとっては初走行の道だ。以前当方がそこを走った際に、ぬかるみでフロントタイヤをとられ、転倒したことがある。「路面状況はあまり良くないので注意が必要だ」と偉そうに助言する管理人である。果たしてどうなるか、引き続き当方のコントロールでアタック開始だ。

 

そして、いよいよ本線から外れて、OLD氏初走行の道へ進入していくのだが、少し行った所でカモシカを発見した。早速停車して見ていると、驚いたのであろう。さっさと谷底の方へ降りていってしまった。脅かしてゴメンネ。これに対してOLD氏は、「こんな近くでは初めて見た。こんな急峻な谷を降りていくことができるんですねぇ」とやや興奮気味だ。

 

こうして再び走り出し、カモシカが降りていった谷の方を横目で見つつ斜面を下っていたら、いきなりフロントタイヤがすくわれて転倒してしまった。ああ、まったく情け無い。するとOLD氏が早速駆け寄ってきてくれて、転倒したマシンを起こすのを手伝ってくれた。「どうしたんすか?」と当方の転倒に驚いていたようだったが、当方は恥ずかしくて「いや、わからん」とお茶を濁してしまった。

 

「本当はよそ見していたんだ」

 

とここで告白しておこう。

 

一息ついて、さらに下っていく。すると今度は木が倒れていて、枝で道を塞いでいるではないか。まったく最初からフェデラル、いや難関続きである。「これはまいったなぁ」と二人で話し合い、「とりあえず除けてみましょう」と2人で倒木を道端へ寄せていく。幸いにも細い木であったので、なんとかバイク一台が通り抜けることができるようになった。やれやれ、もうかなり疲れてしまった。

 

この後は作業をしているトラックを横目に、西側の出口である浄水場のある場所へ到着した。

 

西側出口から見た作業道

 

なかなか厳しい道だったねとお互いに話し合いつつ、水分補給等を行う。やはり林道を走ることは体力を要求されるものだ。一応これでもスポーツ事務通いを4年続けているのだが、体力は横ばい、ないしは低下していると感じる。何せ先週38歳になってしまったのだから、それでも良い方であるのかもしれない。もっとも、転倒は当方の腕が悪いせいである。それに対してOLD氏は「やはり下りは経験の差がでますねぇ」とフォローしてくれるが、2人の間の技量差には、そんなに大きな差は無いと思うよ。

 

2.2本目

 

さて、1本目の道はある作業道からの支線であったのだが、一度元の場所へ戻る為に本線に西側入り口まで移動し、そこから本線を戻っていく。この本線は良く整備されている方であり、そこそこ距離もあるので、初心者にもお薦めできる。しかし、OLD氏はもはや初心者の領域を出つつある、機長候補生である。飛行時間はヤマハ式3FW型機で300時間の経験を有しており、今シーズンになってからの上達ぶりには目を見張るものがある。この程度の道は朝飯前であろう。

 

こうして本線を抜けて一旦国道153号線まで戻り、さらに稲武方面へ向けて走行していく。次は笹暮もみじ街道と接続する予定の農道沿いにある林道を目指す。

 

まずは完成している農道を快走していくのだが、しばらくするとダートになってしまう。道幅の分は用地を確保しているようなので、後は舗装して延伸していくのだろう。しかし、ここ数年はここから工事が進んでいない。そんなことを考えながらいよいよ林道へ進入していく。

 

こちらも比較的走りやすい林道であり、林間を抜けているので初心者でも楽しむことができよう。

 

2本目の林道分岐点にてOLD氏

 

さらに、上記写真の地点から分岐する澄川林道へ進んでいくが、途中で間伐した木材をトラックに積み込み作業中で道が塞がっていた。ここは作業の邪魔をしてはいかんということで、お互いに目くばせをして引き返し、もう一方の駒ヶ原林道を進んでいく。

 

こちらは幾分勾配が急で、カーブもきつい箇所があるので、良い訓練になる。もっとも、ちょくちょく訓練している割には上手くならない当方は、当分機長候補生の身分のままであろう。

 

3.3本目へ

 

そして県道33号線へ出た後、いつものロング林道を通って帰ろうと計画していたのだが、道沿いにまだ入ったことのない道を発見した。どうも寒狭山方面へ通っているようだ。ところで、DX協会では、OLD機長候補生がGPSにより走行軌跡を記録している。これは行かない手はないだろうということで、早速分け入っていく。

 

路面状況は良く整備されており、普段から使用されているものと思われる。また、アップダウンも少なく、なかなか楽しむことができる林道だ。「これはひょっとしたら大発見の道か」と期待に胸を躍らせつつ、右へ左へコーナーを抜けていく。

 

「これは椹尾谷林道方面へ完抜しているのでは」という期待もしていたが、無常にも行き止まりとなってしまった。ここで上記のGPS軌跡を確認してみると、同林道まであと少しで抜ける模様だ。OLD氏は画面を見つつ、なんとか抜け道はないものだろうかと粘り、一本だけ繋がっていると思われる道筋を発見した。OLD氏にコントロールを預けて走行していく。しかし、そこも道はあるものの、ほぼ廃道状態となっている。ああ、残念だ。

 

しかし、ここはもう少し調査すればきっとどこかへ抜けられそうな匂いがするので、後日地形図を持ってこようと思う。

 

3本目の林道広場にて

 

4.4本目

 

こうして県道33号線へ戻り、いつものロング林道を走行していく。ここは何回走っても超一級の林道だなぁ、と惚れ惚れしてしまうくらい整った道である。しかも、長さが10km以上、完抜済みという申し分ない。

 

引き続きOLD氏のコントロールで走行しているのだが、彼も同じことを考えているのだろう。ノリノリでアクセルを開けている。気を抜いてしまったら置いていかれそうだ。

 

そしていつもの広場にて休息を取る。

 

いつもの広場で走行軌跡をチェック中

 

ところで、ここでは比較的長めに休息することが多く、氏の機材構想や仕事のことなどを話し合う。機材構想は長期計画でオンのマシンを購入計画があることには変わらないが、如何せん仕事が多忙を極めていることや、4輪機材の更新などで資金的にもまだ先になるということだ。まあ道は逃げないので、焦らないで機材導入を進めることが一番良いと思われる。まだまだ若いことだしね。

 

ここからは当方の先導に切り替え、残りの区間を無事に走破した。前回は当方が後方を走っていて、谷に落ちそうになったことを気にしての配慮だと思う。OLO氏のお気遣いに感謝。

 

5.帰宅

 

この後、再び香嵐渓まで降りて、夕闇迫る中を慎重に走行していく。疲れと明るさの変化で事故の多い時間帯である。よく言われ、ともすると陳腐な言葉と思われがちであるが、家に帰るまでがツーリングである。DX協会憲章にも「究極の目的は無事帰宅すること」と謳っている。

 

こうして、流れ解散となり、春の定例ツーリングは終了した。OLD氏、いつもお付き合いありがとう。また次回もよろしくな。

 

本日の走行 160km

 

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