2010年1月23日
管理人宅第一ピットにて XLR１２５R
現在管理人の機材群は4輪がフィット、2輪はTDM900とKDX125SRの3台＝8輪である。それぞれ用途に応じて稼動しているが、今回のXLR125Rの場合、オフロード訓練＆ツーリング用というKDX と同じ位置付けである。そんなにバイクばっかり購入してどうするの？？
いや、まったくその通り。オフ車も一台あれば十分だ。XLRを導入した理由、それは「KDXの性能が良すぎて疲れる」という管理人の問題によるのだ。つまり、XLRにはオフツーリング性能を期待し、非常に残念ながらKDXは退役・売却ということにしようと計画しているわけだ。
思えはKDX購入時はDT125Rと迷っていたわけだが、偶然にも近所のカワサキの販売店に極上のKDXが陳列されていたので、速攻で購入してしまったというわけだ。125�侫侫襯僖錙爾�22馬力エンジン、倒立フロントフォーク、高剛性のフレームと申し分ない性能を誇るマシンを手に入れて、いざ走り始めてみると「エンジンの振動、路面の凸凹がライダーに伝わりすぎ」であることに気がついた。さらに、林道へ出かけてみる。慣れていないことに加えて、前述の高性能を使い切れずに四苦八苦してしまった。また、シートの肉厚が薄いので、路面状況は感じやすいものの、すぐケツが痛くなる。ともすると痔になりそうな勢いだ。
それでもなんとかと思い、ジムへ行き体力の増進に努め、林道で走行技術を磨いた。その甲斐あってか、一応転ばないで帰宅できる程度になったが、当初の目的である「林道主体のロングツーリング」へ出かけるには辛い・・・なぁ。だんだんとそう思うようになってきたのはここ１、２年。今までは技術の習得で背一杯であったが、やはりロングツーリングに行きたくなってきた。
それなりにジムで鍛えているにもかかわらず、やはり歳には勝てないなぁ。そしてダメ押し、OLD氏のDT１２５Rの試運転でその快適さを実感してしまった。DTでもいいのだけど、OLD氏と同じじゃあ芸が無い。安い４ストのマシンはないかと思っていたら、会社の後輩ビューエルXR氏が「今XLR売ろうと思っているんですよ」と偶然にも売却予定の機体に巡り合った。「これも何かの縁かな」、と思い、意を決して購入に踏み切った。価格は16万円。傷は少なく、林道走行もそんなにしていないとのことだった。走行距離は24,000km少々と少し進んでいるが、4ストだし、その整備も覚えたいのでかえって好都合だ。
ということで、保管場所から自宅まで移送することに。この度は既に廃車済みということで、無理を言ってOLD氏にお祖父様から軽トラックを借りていただき、ご同行をしていただいた。OLD氏に深く感謝するとともに、氏の機材であるDT125Rの早期健全化に貢献したい。
こうしてビューエルXR氏と調整した日時に集合し、保管場所である氏のお父様の倉庫へ向かう。この際当方に不手際があり、ビューエルXR氏に迷惑をかけてしまった。というのも、ビューエル氏は自前で足を確保してくるものと思い込んでいたので、OLD氏と当方が軽トラで集合場所へ向かったのだが、ビューエル氏は当方等と同乗するつもりであったのだ。そりゃそうだ、売主だから一緒に車に乗り、道案内等をしなければならない。まったくもって管理人は配慮が足りなかった。申し訳ない。
そこでビューエル氏は倉庫にある、氏の新機材XR100モタードに部品を組み付けることにして、後から追いかけることにし、当方等は先に倉庫へ向かうことにした。もちろん管理人は倉庫の場所を知らないのだが、おおよその場所を聞いておいて見当がついた。
この後は無事に落ち合い、現車を確認後正式に購入契約を結んだ。ところで、ビューエル氏のXRモタードだが、かなり程度が良く「極上もの」と言っても差し支えなかろう。今回は当方にXLRを売却がすることが決定したので、リアサス等の交換部品を購入、取り付けを行うそうだ。また、この倉庫が素晴らしい。幅は3M程であるが、奥行きが30Mはあろうかという大変広いもので、OLD氏も「こんなガレージがあったらなぁ」と羨ましがっていた。まったくその通りだよ、ヤマトの諸君。
ビューエル氏倉庫にて整備中のXRモタード100
こうしてOLD氏軽トラにXLRを積み込み、帰宅したのだが、氏はロープ遣いの名人である。パッパと確実に機体を縛り付けていく。もしかして・・・。OLD氏にはその晩に当方行きつけの「とん喜幸」さんで晩飯でお礼をした。大変助かったので、このくらいは当然でしょう。
XLRドナドナの図
こうして翌週の平日に、偶然他の用事があったので、市役所に出向いて登録してナンバープレートを貰おう。おっと、その前に自賠責保険を入れておかないといけない。登録時に確認されるかどうかわからないが、結局加入していないと「無保険運行」ということで、6点減点となってしまう。これは交通違反でも裁判所へ出向いて「罰金」を払うことに該当してしまう。もちろん一発免停だ。また「懲役刑」も規定には含まれているようだ。気をつけろ！
ところで、この自賠責保険であるが、今やコンビニでも申し込みができるらしい。しかし、XLRに乗るということは、部品注文や修理などでホンダの販売店と関係が出てくるわけだから、挨拶を兼ねて店で加入することにする。当方の兄貴がその昔、ホンダテクニカルという店でCBRを購入していたことを思い出し、その支店、ウッディベルが管理人の家の近くにあることが判明したので、こちらへ出かける。
店に入ると、その店で購入もしていないのに、親切に対応していただいた。また、最近はインターネットの発達で、個人売買の車両のサービスも行っているということで、「遠慮なくお申し付けください」とのことだった。とりあえず、この店をXLRの行きつけとすることに決定した。
この後、市役所の税務課に行き、書類を記入。しばらくしたらナンバープレートがあっけなく交付された。因みにこの際、自賠責保険の加入は確認されなかったし、身分証明の提示もしなかった。まあ廃車時の証明書があるから簡単に事がすすんだのであろう。売却時は廃車してからの方がよいのかもしれない。
さて、購入した機体は極最近まで使用されていたので、実働である。もちろんバッテリーなどはしっかりと生きているので、ちょっとエンジンをかけてみたところ、あっけなく始動した。しかし、何か変だ。すぐにストールしてしまう。よくよく見てみると、チョークレバーが上方に引き上げられていて、作動状態であった。かぶる寸前というわけだ。危ない危ない。こうしてチョークレバーを戻してエンジンをかけると、やや不安定ながらアイドリングしている。まあキャブレター車はこんなもんだ。TDM等のインジェクション車に慣れるとちょっと不安だが、問題ナッスィング、立派なものはナス。
よしよし、なかなかよいぞ。ということで、そこいらを一周してくる。おっと、乗車ポジションがイマイチ。やはり一旦ハンドルは純正に戻そうか。さらにナックルガードが欠品であるので、これも調達しないと。ギアを入れて出発進行。お、KDXよりも10馬力少ないので、もっと遅いかと思っていたが、7かけ位の加速はする。またギア比もロングなので、加速感自体はこちらの方が気持ちよいかな。おっとっと、ホイールベースが短いせいかな、ハンドルの切れもXLRの方が鋭い。よっしゃ、一丁全開にしてみよう。オーー、伸びる伸びる、結構良い。エンジン音もレーサーっぽいですな。
こうして、自宅に戻ってきたが、予想よりも軽い走りができるし、背も低いので、当然足つきもよい。シートも肉厚だしステップ位置も丁度良い。KDXよりも少し後退している程度だ。肝心の疲労感については今後ロングツーリングに出て、検証してみたいと思う。いずれにしても期待できそうだ。
今後の計画としては、まずサービスマニュアルとパーツリストを手に入れて、ハンドルを純正に戻し、ナックルガードを装着、各所の整備を行い、春頃には一度ロングツーリングに出てみるつもりだ。
今後の展開に乞うご期待。