3000本と200

 

2008/08/05

 

管理人の郷土の星の一人、アメリカ大リーグ、シアトルマリナーズのイチロー選手が日米通算3000本安打を達成した。また地元球団の中日ドラゴンズ山本昌広投手が通算勝ち星を200勝とした。

「才能がある」と二人は称される。ところで、才能とは何か。「生まれながらに持っているもの」、「凡人はもっていないもの」と解釈される場合がほとんどであろう。またこれらの人は「天才」などと呼ばれることも多く、ほぼ同義の意味で用いられる言葉である。

上記の定義からすれば両選手は極初期のころからさぞかし華々しい活躍をしていたことになると思われる。

Wikipediaによれば、イチロー選手は1991年にドラフト4位で現オリックスに入団し、1994年シーズンに初めて一軍に定着したようだ。

山本選手は1984年、日大藤沢高からドラフト5位で中日ドラゴンズに入団、1988年までは一軍登板の機会はほとんどなかったようだ。その1988年は中日からアメリカ留学ということでドジャーズに派遣されていた(そのシーズンは戦力外という扱い)らしい。そこでたまたま遊び仲間からsinkerと呼ばれる変化球(スクリューボール)を教わり、試合で用いたところ使えるなぁと思ったという。

つまり、プロ野球選手になれる才能はあったが、一流の才能はもっていなかったことになる。そうなると「才能」、「天才」の定義についてもう一度考え直す必要があるようだ。

そうなると管理人は発明王のエジソンの一言が的確にこれらを表していると感じざるを得ない。それは以下のようなものだ。

 

Genius is one percent inspiration and ninety-nine percent perspiration. Therefore, a "genius" is often merely a talented person who has done all of his or her homework.

 

天才はひらめきではなく、ほとんど努力で成るものだ。とういうことは、天才とはただ、自分のやるべきことをすべてやりきってしまう才能をもつ者に過ぎない。(管理人訳)

 

なるほど、この説が正しいとするならば、両選手ともプロになる努力をする才能と、一流になる努力をする才能があったということだろう。確かに、突然野球選手として活躍したということではなさそうだし。因みに当のエジソン本人も学業成績は極めて良くなかったことが知られている。

また、イチロー、山本昌両選手とも長くに渡り現役続行を望んでいる。いや、山本選手においては、すでに四半世紀もの間現役選手でいるわけだから、十分に長い現役生活である。これはつまり、基礎体力の維持の努力をすることを意味することであり、やはりエジソンの言葉に通ずるものがある。

 

管理人本人に目を向けてみよう。残念ながらというか、当たり前と言うか、才能は無いし、当然天才でもない。なんとかしたいものである・・・。

 

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