新機材導入!! MD33型機登場

 

2013年8月12日

 

 

新オフ車を引取りに行く前に自宅アパート前にて

(写真のJD16型機とはお別れ)

 

0.前々から

 

思い立って、オフ車を買い替えた。前々からオフ車で北海道に行きたかったからだ。いや、別に以前の機材である、ホンダ式JD16型でも行けないことはないのだが、何せ既に40歳だ。体力、気力共にすっかりと衰えてしまった。どうせならば、余裕を持って走りたいし、「人生一度きりだから、好きに生きよう」と誓ったばかりだ。そうなると、最低でも250侫ラスのマシンを手に入れる必要がある。北の大地の未舗装路を走ってみたい・・・、そんなことを今年の初めからずーっと考えてきたのだ。

 

さて、新機材導入のきっかけだが、前述のJD16型はキャブの調子がイマイチ(持病らしい)なことだ。冷間時、特に冬の冷え切った朝はエンジンのみならず、キャブ本体が温まるまではまともに走ってくれない。これに対して何度か対策を施してきたのだが、やはり抜本的な解決はできなかった。ただ、走行距離自体は36,000kmとそれほどでもないし、250ccを新機材にするとなると、任意保険も新たに契約せねばならない。昨今における当方の懐事情は改善してきているとはいえ、決して良い水準であるとは言えない。毎春発表される大卒初任給の金額を耳にすると、どうも今の仕事がかなり儲からないことを思い知らされる(当方の働きや評価が良くないことが諸悪の根源である)。

 

こういうこともあり、JD16型機を購入の際も250侫ラスではなく、125佞鯀択したのだ。今更悩むこともないのだろうが、10年近いオフ車経験から「やはりオフ車はトルク」という結論も導き出しているわけだし、何より北海道へオフ車で行ってみたい。決断した。

 

1.車種選び

 

ところで、機材を購入する際に大切なことは、その車両で何をしたいかを明確にすることである。当方の場合、オフツーリングであることは、言うまでもなかろう。もちろん国産車が良い。そうなると、各社から一台ずつ候補が出てくる。

 

筆頭はヤマハのセロー223、250ではない。そしてカワサキのシェルパ、スズキからはジェベル、そしてホンダのSL230だ。タマ数からいえば、セローの圧勝である。シェルパとジェベルはあまり多くない。SLに至っては「マニアックなバイク」とW氏に評されてしまった。悔しくもないのだが、その通りなので何も反論ができなかった。

 

あとは、近所にある店を巡って候補を選び出すのだが、そのために必要な情報を中古車雑誌で収集する。いろいろと物色していくうちに、買うはずもないバイクを見ては「これも良いなぁ」とか言いながら、勝手に評してみる。それにしても、車両の大小に関わらず、車種選びは楽しいものだ。

 

次にお金の用意だが、今年は幸いにもボーナスも支給されたので、資金は十分・・・、とはいかないが、何とかなりそうだ。支給金額などを勘案して、ひとまずは乗りだし価格で25万円〜30万円を目指すことにする。尚、今回は中途半端なやつではなく、少々値が張っても良さそうなもので決める予定だ。

 

基準を設けて検索していくと、比較的近くの店からは5台程度が候補に挙がった。この時点でシェルパとジェベルは完全に脱落して、セローとSLのみになり、当方は順当にセローのセンでいくという方針を固めた。

 

2.実車検討 その1

 

リストに基づいて、店を回ることにした。この際、いつものご意見番である、R1-Z氏にも同行をお願いする。決断するのは自分だが、第三者の意見はとても貴重だ。というのも、購買者本人は欲しいばっかりなので、案外その場の雰囲気だけで契約してしまいがちだからだ。当方も逆の立場で同行することがあるが、人ごとなので案外冷静な見解を述べることができるものだ。そしてそれが意外にも的を得ていて、本人が持ち帰って検討する際に多少は役に立った、なんてこともある。関係ないが、管理人の会社には営業部に「真都さん」というかわいらしい方がいる。頻度は多くないが、合えば話すことが多いので、結構癒されていると自白しておこう。

 

話が逸れた。さてと、まずは最有力候補と思っているセローだ。店に到着し、現車を見つけてジロジロと見ていたが、店員が出てこない。おかしいなと思って店内に入ると、サイドケースを新車に取り付ける作業をしていた。しばらくすれば終わるかな、と思っていたが、一向に終わる気配がない。さらに、別の客がやってきて、バリウス250を見つつ、店員が来るのを待っているようだ。他に店員はいないようなので、こちらから声をかけて、セローを出してもらう。

 

この機体、価格は乗り出して25万円とかなり有望だが、まずタイヤヒビヒビで、山も残りが少ない。さらに、リアサスもヘタリ気味でオイルが滲んでいる様子がある。なんだかんだ修理をしたら30万円になってしまいそうなので、これはパスということになった。

 

因みにXLRの下取り価格を尋ねたところ、3〜5万円ということであった。ということは、3万円以下ってことか。わかりました。

 

3.実車検討 その2

 

次はどうしようかな。実家の近所にちょっと予算オーバーながらSLがある。こちらへ行ってみようと電話をしてみると、「見てもらうぶんには構わないが、リアサスを修理中」という回答だった。やはり商品として店頭に並んでいるモノを見たいので、こちらは止めにしておいて、ちょっと遠い店にあるSLとセローを見に行くことにした。

 

行く途中には街中を抜けていく必要があるのだけれども、XLRは別に不便を感じない。前述の不具合に関しても、夏の暑い時なので全く問題は出ていない。ただ、最近排ガスがちょっと臭い気がする。経年変化でキャブのセッティングが濃くなっているのだろうか。ただ、オイルを食うわけでもなく、タペット音がうるさいわけでもないので、バイクとしては十分に機能を果たしている。

 

「まだまだこいつもいけそうかな」、そんなことを考えて2軒目の店に到着した。ここはレ○ドバ○ンをモデルにした店で、店舗のつくりがまるっきり同じである。ただ、展示台数が多いので、競合車を見比べることも可能だ。ただ今回は、残念なことに、当方が考える競合車は在庫がなかったと補記しておこう。

 

SLはどこかな、あったあった。近づいて現車を見てみると、お〜〜、すごく程度が良いではないか。早速店員に頼んで出してもらい、跨ってみる。足つきは身長175cmの管理人はほぼベタベタである。明らかに今乗ってきたXLR125の方が、車体そのものは大きいことがわかる。さっきのセローも同様であったのだが、それもそのはず。設計思想はセローとほぼ同じだからだ。「これはいいな」、すっかり気に入ってしまった。さらに、タイヤは交換したばかりのようで8分山だし、おまけでETCがついている。

 

これはいいかもね、と概算で見積もりをだしてもらったら、おおよそ33万円であった。そうだよなぁ。それくらいの値段はやむを得ないなぁ。

 

4.実車検討 その3

 

頭を冷やすためにも、もう1軒は見に行く必要があろう。ちょうどSLの店から10分以内の所に、セローを在庫している店がある。一番候補にしていたものが不発に終わったので、こちらに望みを託す。さらに、こちらの店の機体は最終型のWE型である。期待が高まるではないか。

 

それにしても今日は爽やかな気候だ。梅雨もそろそろ末期なのだろうが、今年はあまり雨が降った感が無い。今日も梅雨の中休み(ひよっとして梅雨明けか?)と思われる天気である。R1-Z氏も、「ちょっとしたツーリング」と称していた。

 

さて、バイク屋のはしご3軒目に到着だ。いかにも街のバイク屋という店構えだ。こういう店は対応が良い場合が多いので、大いに好きだ。そう思いながら、整備作業場にいる店長兼メカに「セローを見に来ました」と伝える。すると、二階の展示スペースにあるということで、案内された。そこには大小20台程度の中古車が並んでおり、ちょっと奥にあるセローを出してもらう。

 

おお、まだ距離を走っていない、5000km以下だ。当然のことながら、外観は新車同然である。また、タイヤとブレーキバッドを新品にしてある。頼んでエンジンをかけてもらうと、セル一発始動であった。んー、これも捨てがたいなぁと概算で乗り出し価格をたずねてみたところ、32万円ということだった。なかなか良い値付けであるが、リアキャリアが装備されていないので、別途購入か。するとやはり34〜35万円というところか。んー、悩むところだ。持ち帰って検討だな、と思ってもう一度状態を確認してみると、シリンダーのベースガスケットが悪いのか、オイルが出ている。えー、これは大きなマイナスだよぉ。

 

5.総合検討

 

この時点で16時だったので、実車検討は終了にして作戦会議に入る。ちょうど腹も減ったので、近くのファミレスで中古車雑誌と実車の情報を付き合わせて、まとめていく。

 

まず、最初の最有力候補だったセローは、あっけなく脱落だ。タイヤを変えて、サスペンションを分解整備しなければ、乗ることができない。その代金を考えたら、リアタイヤがチューブレスタイプで、タンク容量も10LのWE型に手が届きそうだ。

 

次の店のSLだが、これは意外な伏兵だ。前述のように、セローに絞っていた当方としては、大いに悩むところだ。ここでR1-Z氏が、「SLは申し分ない程度だった」と痛く気に入っている様子だった。もちろん、買うのは自分だが、第三者的にも高評価であることは後押しになる。

 

そして3軒目のセロー。走行距離も5,000kmとほぼ新車の状態ではあり、ブレーキパッド、タイヤも新品だ。しかし、値段がやや予算オーバーだし、リアキャリアとハンドルガードを別途購入の必要がある。そして、シリンダベースガスケットからのオイル漏れ、これはいただけない。。

 

6.SLに決定

 

色々考えた結果、2軒目のSLをいつもお世話になっている、「WOODYBELL 長久手」さんにお願いすることにした。日を改めて店に出向き、奥方に「OOにある在庫車のSLを購入したいのですが」と切り出してみた。すると、「いいですよぉ〜(^-^)、ありがとうございます」と。しかし、この日はご主人がツーリングに出かけており、夕方に戻ったら、先方に車両を譲ってもらえるかを頼むとのことだった。

 

このついでに、初めて世間話なんかもしたのだが、こちらの奥方は元々ライダーだったそうであり、SRに乗られていたとのことだった。ただ、その縁でバイク屋に嫁に来たというわけではなく、たまたま知り合ったということだった。いずれにしても、バイクに乗ったことがない人よりは、バイク屋の奥さんとして遥かにふさわしいと言えよう。

 

後日、店から電話があり、早速住民票を持って、契約書にハンコをつきに行く。あれ、車両価格が27万になっているぞ。間違いかなとも思ったが、黙って商談を進めていく。整備費や登録費、自賠責保険2年を入れて、合計が32万となった。

 

ここで初めて、XLRの下取りの話が出たので、「30万円ちょうどになるかなぁ」と切り出してみた。正直無理かもしれないと思っていたのだが、あっけなくO.K.だった。しまった、もっと言えばよかった。まあ、今後の付き合いもあるので、この辺で手を打ちましょう。

 

そして2週間後、現金30万円を懐に入れてビクビクしながら引き取りに出かけた。こんな多額の現金を見るのは、TDMの支払いの時以来だ。毎度ながら思うのだが、お札って重量感があるのね。

 

納車時の一葉

 

XLRありがとう。SL、これから頼むよとそれぞれに声をかけて、走り出した。

 

近くの公園にて

新機材 ホンダ式MD33型機 SL号

 

まだまだ長いが、金銭的な都合により、もう2010年代は機材の更新はできないだろう。

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